迷い犬について

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今回は迷い犬についてご紹介します。

先日、私が出勤しようと家を出て玄関の鍵を掛けていました。どこからか目線を感じふっと目線を下に下げると、そこに白いフワフワしたチワワ犬がいました。

一瞬、お互い見つめ合っていましたが、瞬間「迷い犬だ」と思い、咄嗟に捕まえました。

捕まえたのはいいものの何をどうすればいいのかが正直わかりませんでした。

愛犬家として考えると、愛犬がいないというだけで飼主もパニック状態だと考えられます。よって迷い犬を放置することはできません。では、迷い犬を保護したときにどうすればいいのか?また、もし愛犬が迷い犬になってしまった場合どうすればいいのか?をまとめてみました。


迷子犬と遭遇したら

迷い犬が警戒している場合

無理に捕まえることは避けることをお勧めします。理由は、迷い犬自身、知らない場所や飼主がいない状態でパニックを起こしているので、警戒心も強く、場合によっては人を噛んでしまう場合もあります。まずは、迷い犬との距離を保ち観察をしてください。

警戒心を少しでも解くには、優しく声を掛けたりして時間を掛けてください。

また、警戒心が解けなかったり、逃げてしまったりした場合は、速やかに警察署に連絡し、保護を促してください。その時は、犬の特徴(犬種、毛の色、大きさ、首輪の有無、状態)、逃げた方向、時間、場所を記録し伝えてください。

なお、迷い犬の写真を写していると保護率がアップされますので是非写真を撮るようにしてください。

迷い犬が警戒していない場合

優しく声を掛けながら目線を合わせ、手のひらを差し出して迷い犬から近づいて来るのを待ちます。また、迷い犬から近づいてこない場合は、速やかに警察署に連絡し、保護の協力を促してください。


迷子犬を保護したら

飼主の連絡先がわかるものがないかを確認してください。

  • 飼主の連絡先が分からず自宅で保護しない場合
    • 速やかに警察署に連絡または連れて行ってください。もしかしたら飼主さんが警察署に届けている場合があるため、飼主の元に早く戻れる場合もあります。また、警察署以外にも、保健所、保護センターなど連絡をしてください。
  • 飼主の連絡先が分からず自宅で保護をする場合
    • 自宅で保護する場合でも速やかに警察署に連絡をしてください。また、警察署では、迷い犬を「所有物」として扱いますが、後のトラブルを避けるためには必ず届けてください。
    • もし飼主がみつからない場合、迷い犬を飼うとなったとき、暫くして元の飼主が見つかった場合に警察署に届け出を出していないと遺失物横領罪や窃盗罪として扱われることになり、飼主側から訴えられる場合があります。よって、必ず警察署に届出を出してください。
    • 迷い犬を保護するのであれば警察署以外にも、保健所、保護センターなどにも連絡をしてください。

迷い犬を自宅で保護

迷い犬を保護することは相当な覚悟も必要です。もし、飼主が見つからない場合、最後まで面倒をみる責任を負います。

  • 迷い犬の健康診断
    • ノミダニ、フィラリア、感染症、寄生虫、病気、怪我などを確認のため動物病院へ連れていき診断してもらいます。治療費については保護した人の負担になります。
  • 愛犬がいる場合
    • まずは、別々に隔離することをお勧めします。理由としては、迷い犬が感染症を患っている場合や愛犬との相性がいいのかを見極める必要があります。

元の飼主を探す

SNSや迷い犬の掲示板への書き込み、近所の動物病院への連絡をして協力を求めてください。また、連絡先を掲示することは悪戯電話などの可能性もありますので情報を開示するのは相当の覚悟が必要となります。

飼主が現れなかった場合

警察署に届出を出してから3か月過ぎると所有権は迷い犬を保護した人に移ります。ここで、迷い犬を愛犬として引き取るのか?もしくは里親を探すのか?という二つ選択が発生します。


 

迷い犬の飼い主が見つかることが一番のベストです。しかし、飼主が飼育放棄によって逃げたという場合もありますので、見極めも必要です。

愛犬家としては、迷い犬を黙って放置することができない人が多いですが、迷い犬を自宅で保護するということは相当な覚悟が必要となります。

また、愛犬が迷い犬にならないとは限りませんので普段から注意が必要となります。では、迷い犬にならないように何をどのように注意すればいいのかをまとめてみました。

迷い犬にならないように普段から注意すること

  • 散歩、旅行、イベントなど一緒に行動する場合
    • リードまたは首輪、ハーネスが外れないようになっていることを確認してください。
  • 家の玄関、窓、柵の利用、隙間、高さ、摩耗など
    • 家に訪問者が来た場合に開けっ放しにすると隙ができるため逃走する恐れがあります。柵を利用している倍は、隙間や高さや摩耗は速やかに修正や修理をして対応することをお勧めします。

万が一に備えるべきこと

もし、愛犬が迷子になってしまったら、親切な人に保護をしてもらっていたらということを想定して考えると一番の方法は、「飼主の連絡先がわかること」です。

普段から、連絡先を肌身離さずつけることが一番のベストです。

それは、「迷子札」ではないでしょうか。迷子札に名前と飼主の連絡先が掲載されていれば運が良ければ連絡をしてもらえます。

また、マイクロチップという考えもありますが、こちらはマイクロチップの知識がある人なら有利ですが、愛犬家以外にはあまり浸透はしていないのが正直なところです。


迷い犬を保護と愛犬を迷子犬にさせてしまった経験談

先日、私自身が迷い犬を保護しました。知識がなかったため咄嗟に捕まえました。迷い犬も警戒心はあったものの噛むこともなくおとなしくしていました。その後、数分考えて警察に届けることになりました。家から一番近い派出所に連れて行ったため警察官も扱い方に迷っていたようですが、粛々と手続きを進めていました。

その時、いつ、どこで、どのようにして迷い犬を保護したのかということを聞かれました。

そして、迷い犬の特徴を記載し、飼主の連絡先がないかを一緒に探し、書類を作成していきました。迷い犬はハーネスしか付いていなかったためきっと散歩中に逃走してしまったのかなと感じました。連絡先がわかるようなものは全くなく警察官も扱いに戸惑っていました。ここで初めて犬は「所有物」という扱いをされることを知りました。

そして、「もし、元の飼主が現れなかった場合、所有権があなたのものになります。」と言われ初めて事の重大さに気が付きました。

所有権が私に来たとしても我が家には老犬2匹のうち1匹は免疫力が低下しているため飼うことができません。苦渋の選択を強いられましたが、飼主が現れなかった場合は、連絡してくださいと伝えていました。

幸い、その日に飼主がみつかったため無事に終了しました。

私自身、愛犬を迷子犬にしてしまった経験があります。理由は、手からリードが外れてしまったからです。その時は迷子札をつけていましたが、逃走してしまったため車にひかれていないだろうかという心配が先走りました。

幸い、すぐにみつかりましたが、猛烈に反省したのは言うまでもありません。

次の日から逃走しないためにリードを手で持つタイプではなく肩から掛けるタイプにして絶対にリードを離さないようにし、ハーネスタイプを利用し、逃走できないようになっていることを確認の上、散歩へ行くようになりました。

飼主の不注意が愛犬を不幸にしてしまう場合があるため今後も最善の注意を払いながら散歩などへ行く必要があります。


 

ライタープロフィール

蓮(レン)と申します。2年前までは三匹のメストイプードルと暮らしていました。9歳で糖尿病を患い、虹の橋を渡ってしまいました。現在は、11歳の腰痛持ちトイプードルと、10歳の脳炎療養中トイプードルと暮らしています。日々の暮らしの中で、我が家のトイプードルたちと楽しく暮らせるよう飼主として精進しています。

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アンベルソ
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