犬の眼の病気:白内障

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犬の眼の病気として白内障はよく耳にすると思います。白内障のサインとはどんな症状でしょうか。早期発見の為にも、ぜひ知っておきましょう。

犬の眼の病気:白内障

白内障とは

目の中でレンズの役割をしている水晶体。水晶体は水とたんぱく質で構成されており、本来は無色透明です。しかし、何らかの原因により、たんぱく質が変性し透明度を維持できなくなり、白濁してしまう状態を白内障といいます。

水晶体とは、目の中でカメラのレンズの役割をしているもので、透明であることにより光を透すことが出来ます。しかし、水晶体が白濁した状態だとスリガラス越しに外を見るように、視覚に影響が出てきます。一度、白濁した水晶体は透明に戻すことが出来ません。そして、白濁した箇所が一部ではなく全体まで進行すると、全く見えない状態になってしまいます。

白内障の症状

白内障の症状は目に変化があらわれること以外に、行動にも変化が出ます。

●目が濁る

見た目に関しては、目に透明感がなく、白く濁ったようになります。

●視力の低下、視野が狭くなる

白内障にかかると、常に見えづらく視力が低下した状態になります。

●物にぶつかる

物にぶつかる、つまずく、ふらつくなど歩行の時にも症状がでます。

●光をまぶしく感じる

濁り方によって光を乱反射させてしまう為、明るい状態が苦手になります。

●攻撃的になる

目が見えないことから不安になり、攻撃的になるほか、夜鳴きをすることもあります。

白内障の種類と原因

白内障の原因は加齢だけではありません。遺伝的要因により発症する「先天性白内障」と加齢や外傷、糖尿病などにより発症する「後天性白内障」に分けられます。

<先天性白内障>

●遺伝

遺伝性白内障が疑われる犬種には、アフガン・ハウンド、ボストンテリア、ジャーマン・シェパード、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ミニチュア・シュナウザー、トイプードル、ビーグル、柴犬などがあげられます。また、遺伝性白内障の可能性が高い犬種の場合、出生時に発症していることもあります。若齢白内障と呼ばれる6歳以下の発症の場合、遺伝性が多いでしょう。

<後天性白内障>

加齢

白内障の最も多い原因が加齢による「老年性白内障」です。個体差はありますが、6歳以上で症状があらわれ、進行の程度は様々です。

●糖尿病

糖尿病が進行すると、白内障が続発する「糖尿性白内障」があります。白内障の外科手術を検討する際、全身麻酔のリスクの他に血糖値のコントロールが条件としてあげられます。

●紫外線

適度な紫外線は健康にも有益です。紫外線を浴びると体内で活性酸素が分泌されます。この活性酸素はウイルスや細菌除去などの役割も担っていますが、過剰な分泌は健康な細胞までも攻撃し、老化や病気の原因になる可能性があります。直射日光の当たりすぎには気を付けましょう。

●外傷

目の外傷により起こる「外傷性白内障」は、マズルの短い短頭種や目が大きい犬種は注意が必要です。

●他の疾患からの続発

緑内障やブドウ膜炎、水晶体の脱出など他の目の疾患から発症する「続発性白内障」が起こる場合もあります。

白内障のステージ

白内障は白い濁りの程度でステージが分けられます。

●初発白内障

初期の白内障で、目の濁りは水晶体の15%未満。日常生活に支障は出ませんが、眼科の検査で早期発見が可能です。

●未熟白内障

目の白濁が水晶体の15%以上。混濁の箇所により視力障害がみられます。

●成熟白内障

全体的に水晶体が白濁している状態。水晶体の脱水により、硬く縮小しはじめます。眼底が見えなくなり、視覚が消失されます。

●過熟白内障

混濁が強まります。水晶体の脱臼や融解が起こり、緑内障やブドウ膜炎などを併発する場合があります。

白内障の治療

白内障の治療は、症状の進行により内科的治療と外科的治療に分けられます。

●内科的治療

白内障の初期段階では、目薬の点眼や内服薬、サプリメントを使った治療を行います。この治療では進行を遅らせることは望めますが、水晶体の白濁を取り除くことは期待できません。

●外科的治療

現在、水晶体の濁りを取り除く為の根本的な治療は、外科手術しかありません。手術の方法は人間の白内障手術とほぼ同じです。濁った水晶体を超音波で取り除き、代わりに人口眼内レンズを挿入します。手術は全身麻酔で行う為、犬の年齢や健康状態によって難しい場合があります。

<外科的治療が可能な条件>

  • 全身麻酔に耐えることが出来る健康状態であること
  • 術後の治療、定期検診が可能なこと
  • エリザベスカラーを着用した生活が可能であること
  • 重度の眼科疾患(網膜疾患や角膜疾患など)を併発していないこと

現在、白内障の手術の成功例は非常に高く、短時間で終わります。しかし、手術のリスクについては飼い主さんもしっかりとした理解が必要です。信頼できる獣医師のもと、麻酔前の一般検査、眼科検査を行ってください。術後の生活についても心配のないよう、しっかり話し合いましょう。また、一日数回の目薬の点眼や常時エリザベスカラーを付けることなど、犬によっては非常に苦手な場合がありますが、医師の指示をしっかり守るようにして下さい。何かあれば、その都度相談をするようにしましょう。

白内障は再発するのか

白内障は外科的治療により完治が望めます。手術によって水晶体を取り除くので再発はしません。まれに数年後に濁ったような症状の「後発白内障」という病気が出る場合があります。これは水晶体の袋が白く濁る為に起こります。効果的な治療はレーザー治療となりますが、全身麻酔のリスクや人口眼内レンズの破壊の危険もある為、予後観察となるケースが多いでしょう。

白内障の予防

先に述べたように強すぎる紫外線は目にダメージを与えます。紫外線が特に強い昼間の散歩は温度に関係なく、避けた方が良いでしょう。

食べ物に関してはビタミンCやアントシアニンなどの抗酸化成分が、加齢による水晶体のダメージを予防してくれます。サプリメントを利用しながらバランスの良い食事を考慮しましょう。

日ごろのアイケア

白内障の手術をしてもしなくても、目薬の点眼は必然的に増えます。目ヤニが出ているときは、点眼の前にふき取りましょう。濡れたコットンやガーゼを使うと、乾いた目ヤニも摩擦が少なく済みます。また、目から流れ落ちた目薬もふき取るようにして下さい。刺激になり痒みの原因となる恐れがありますので、常に清潔な状態を保ちましょう。

犬のアイチェック

人間の場合、初期段階の白内障でも違和感を覚えて、病院で検査や治療をすることが出来ます。犬の場合、目が白濁したり歩行がふらついたり、明らかな症状が出てからでないと飼い主さんは気付くことが出来ません。白内障に限らず、犬にとって目の疾患は非常に多く見られます。

どの病気に関しても、早期発見と治療が大切です。愛犬の血液検査など健康診断を定期的に行っている飼い主さんも多いかと思います。目の健康を保つためにも、アイチェック(眼科検診)を加えることをお勧めします。また、目ヤニの量が以上に多い、片目だけ眩しそうなど異変を感じた場合も検査を受けてみて下さい。目の病気は、早期治療が何より重要な対処方法となりますので様子見は避けましょう。

まとめ

白内障は身近な病気のひとつです。老化現象と思いがちですが、日ごろの予防やチェックで進行を防いだり、早めに治療をすることが可能です。生活の中にアイチェックを取り入れて、早期発見を心がけましょう。

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