中毒について

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人間社会では危険のない物でも、実は愛犬の命を奪ってしまう有害なものかもしれません。犬にとって有害となるものは日常に潜み、家の中にも外にも存在しています。愛犬のためにも、しっかり認識しましょう。


植物中毒について

散歩中に道端の草花を食べてしまった・・・こんな経験をされた方は多いかと思います。一昔前は「食物繊維だからいい」などと捉えられていましたが、その草花は食べても体に影響はないのでしょうか。実は犬にとって危険な植物は一年を通して多くあり、その種類は200以上あると言われています。道端に自生している植物にも有害なものが含まれていますので注意しましょう。

犬が食べると危険な植物

①ユリ

ユリは森林や草原に自生する植物です。その他にも庭や鉢植え、また花束などでも親しまれていますね。特に花弁、おしべ、葉、花粉が有毒です。嘔吐や食欲不振、重症化すると脱水症状を起こし、死亡してしまうケースもあります。

②スイセン

庭や公園などに多く見られるスイセンは、球根に有毒な成分が含まれています。食べてすぐに下痢や嘔吐、腹痛や心不全などが発症します。重篤化すると昏睡や麻痺、さらに死亡してしまうケースもあります。愛犬が土を掘り起こして何かを食べようとしている時は絶対に止めさせましょう。

③ツツジ

公園や道端に多く植えられているツツジですが、葉や花に毒性があります。よだれ、下痢、視力低下、痙攣、昏睡などの症状を起こすことがあります。

④アジサイ

梅雨の時期に咲き乱れるアジサイには、人が摂取しても青酸カリに匹敵するほどの毒性が含まれています。犬の場合の症状は詳しく解明されていませんが、猛毒であることに違いはありません。散歩中に口にしないよう要注意です。

⑤アサガオ                                      

アサガオは葉や花びらではなく、種に毒性があります。嘔吐や下痢、腹痛などの症状が起こります。花がしぼんだ後の取り扱いに注意しましょう。

⑥ワラビ

すべての部位が危険と言われています。不整脈や血尿、貧血などが起こります。

⑦ヒガンバナ

秋になると群で自生するヒガンバナは、全草有毒です。下痢、ヨダレ、嘔吐などを引き起こし、重篤化すると中枢神経を麻痺させ、死亡するケースもあります。接触するだけで皮膚のかぶれなどが出ることがあります。散歩などでは近づかないようにしましょう。

⑧アロエ

体に良いイメージのアロエですが、犬が口にすると下痢を引き起こします。

近隣の散歩中、民家の庭などで見かける草木や果実などにも注意が必要です。大丈夫そうと思いがちなサクランボやモモは種に有毒な物質が含まれている為、安易に食べるのは危険です。また四季により、見頃を迎える植物の群生地へ愛犬と出かける際は、有害な植物はないか予め確認するようにしましょう。そして散歩中は出来るだけ目を離さないように心掛けてください。


食品中毒について

犬と生活をしていると、床に落ちた食材やテーブルの上の料理を勝手に食べられてしまうことがありますね。人にとっては栄養のある食べ物でも、犬にとっては毒物な場合があります。また、毒性はなくても過剰摂取により中毒を引き起こすこともありますので注意しましょう。

犬が食べると危険な食品

①チョコレート、ココア

カカオに含まれる「テオブロミン」に毒性があり、急性中毒を発症させます。下痢、嘔吐、痙攣、ふらつき、よだれ、息が荒い、尿量の増加などを引き起こします。少量であれば症状はでませんが、大量(個体差がありますが板チョコ一枚程度)に摂取すると死亡する場合もあります。

②ネギ類

たまねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニクなどネギ類に含まれる「アリルプロピルジスルフィド」に毒性があり、体内に吸収され赤血球を破壊することで貧血症状が出ます。貧血、黄疸、食欲不振、血尿を引き起こし、重篤な場合は呼吸困難や死亡する場合もあります。

③ぶどう

原因である成分は分かっていませんが、大量に食べると急性腎不全を引き起こします。嘔吐、食欲不振、下痢、急性腎不全が重症化した場合には死亡する場合もあります。原因が不明なため、実だけでなく皮や種にも注意して下さい。

④アボカド

果肉・種・皮に含まれる「ペルシン」に毒性があり、下痢、嘔吐、呼吸困難、消化器障害を引き起こします。アボカドの産地や品種によって重度は変わるため、以前に食べたことがあり平気だったとしても与えないようにして下さい。犬以外の動物全般に強い中毒性があるので注意しましょう。

⑤マカダミアダッツ

原因である成分は分かっていませんが、少量でも中毒症状が出る場合があります。嘔吐、脱力感、血尿、震え、発熱を引き起こします。

⑥キシリトール

体内に吸収されたキシリトールによりインスリンが過剰に分泌され、低血糖症になる恐れがあり、意識の低下や昏睡、痙攣などを引き起こします。重篤化すると肝臓の機能が低下し、急性肝不全で死亡するケースもあります。ガムなどに含まれる身近な食品ですので取り扱いに十分に注意しましょう。

⑦アルコール

犬は人のようにアルコールを体内で分解が出来ないため、急性アルコール中毒を起こす危険があります。嘔吐、下痢、失禁、昏睡、重篤化すると呼吸困難、発作、死亡する場合もあります。

⑧塩分

塩分は必須栄養素ですが、人の基準で与えてしまうと過剰摂取になります。人の食事の残り物、加工食品などは塩分量が犬用に調整されていません。手作り食を与えている場合も分量には注意しましょう。

床や犬の手が届いてしまうところに食品は置かないなど、管理の仕方で未然に防ぐことが出来ます。家族以外の人が集まる際は目を配るよう努めましょう。


薬品中毒について

食べ物以外でも好奇心旺盛な犬の場合、口にしてしまう恐れがあります。その中でも薬品は重篤化の恐れがあるため、保管には十分に注意しましょう。

犬が食べると非常に危険な薬物

①人の内服薬

鎮痛剤・解熱剤に含まれるアセトアミノフェンやイブプロフェンは少量でも中毒症状が出ます。大量摂取の場合、死亡することもあります。

②タバコ

犬がタバコを食べてしまうとニコチン中毒になり、下痢や嘔吐、昏睡状態を引き起こし、重篤な場合は死亡することもあります。

③エッセンシャルオイル

気持ちをリラックスさせる効果のあるアロマセラピーは、犬にも有効で取り入れている飼い主さんも多いかと思います。しかし、使用方法を間違えると中毒症状を引き起こすので注意してください。ティーツリーやベルガモットなど柑橘系のオイルは、紫外線が当たると有毒物質に変化し、嘔吐や眩暈、肝機能障害を引き起こす恐れがあります。アロマデュフューザーを使用した場合、体内に蓄積され慢性中毒の可能性もありますので取り扱いに注意しましょう。


もし危険なものを食べてしまったら

中毒に関して家庭で出来ることはありません。様子を見ずに、すぐに病院へ連れて行ってください。病院では「いつ」「何を」「どのくらいの量」食べたかを正確に伝えるようにしてください。深夜などで掛かりつけの病院と連絡が取れない場合は、夜間救急を利用しましょう。遠方や交通手段がないなどすぐに行けない場合は、とりあえず電話をして緊急処置の指示を仰いでください。自己判断での処置はやめましょう。


まとめ

実は日常生活の中には危険が潜んでいます。上記のほかにも、乾電池やボタン電池、がびょうなども非常に危険です。好奇心旺盛な犬の場合、阻止するのは非常に大変だと思いますが、拾い食いをしないようトレーニングすることも手段の一つです。そして、中毒や危険から守れる環境作りをもう一度考えてみましょう。愛犬を危険から守ることは飼い主にとって重要な義務です。


プロフィール

アキバツマコ。元保護犬のフレンチ・ブルドッグのムギ(9歳♀)を家族総出で溺愛中。これから本格的に迎えるシニア期に向けて勉強中です!

犬のアレルギー-2
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